これは、群馬の他医院でてきとうな目分量のみで埋入された症例です。
まず目に映るものが左上（画面右上）のインプラントが真横を向いているのがわかると思います。これは完全に左側上顎洞に迷入（落ちてしまった）してしまったものです。こうなると除去も非常に難易度が上がります。
次に下の前歯部分、すべて片側に傾斜してることがわかります。ガイドを使わず完全目測のみ、インジケーター等も一切使わず打つとこうなります。また間隔も非常に狭くもうすでに土台（上部構造のアバットメント）すら建てられません。 もし建てられたとしても隣在しているインプラントと間隔が狭すぎて歯ブラシもまともにできない形態になることは簡単に予測できます。
さらに右上（画面左上）、やはりインプラント同士が近すぎてしまって土台は建てれません。方向もめちゃくちゃでこれで良好な咬み合わせが得られるとは到底思えません。また、埋入すべき位置と必要な数、間隔が一切計算されていないことがはっきりわかると思います。
サージカルガイドを使ったとしても骨の状態や埋入位置等で誤差は生じます。それをいかに少なくし最適な所へ安全に埋入できるかを日々考察し、確実にこれからの手術にいかせていけるよう他医院DR,口腔外科DRと連携して常にフィードバックするよう努力しております。